あなたは毎日甘い物食べていませんか?
甘い物を食べると「不安やイライラがおさまりホッとする。」
幸福感を感じる不思議な食べ物
しかし甘い物で得た幸福感は長くは続きません。
甘い物がなくては落ち着かなくなり「砂糖依存症」になっている可能性があります。
今日は砂糖依存症の基本と抜け出す方法を紹介します。
砂糖依存症とは?
甘い物の主材料でもある「白砂糖」には「血糖値を上げる作用」があります。
甘い物を食べると、血糖値が急上昇する事で「インスリン」が大量に分泌されます。
インスリンは上がった血糖値を下げる働きをします。
この時に私たちに「イライラ、不安感」を感じるんです。。
「また甘い物を食べて落ち着きたい」
「砂糖を摂る=幸せ」と無意識に脳が感じるようになり
それが「習慣化し快感を得る為に砂糖を摂る」この状態に陥ってしまうのが「砂糖依存症」です。
「砂糖」は甘いお菓子だけじゃない
清涼飲料水やパン、加工物、調味料にも含まれています。
お菓子は食べない人でも、料理などで実は砂糖を大量に摂取し「砂糖依存症」になる可能性があるので注意して下さい。
この砂糖には中毒性があるとも言われ、麻薬中毒と同様に「脳内にドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の放出を促す作用」があるんです。
≪神経伝達物質≫
・ドーパミン
喜びや快楽などを感じる神経伝達物質。甘い物を食べて「ホッとする」のはこのドーパミンの働きによるもの
・セロトニン
別名「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンは、精神の安定させる働きがある神経伝達物質。
主にドーパミン(喜び・快楽)やアドレナリン(恐怖・驚き)に感情をコントロールしていますが、
セロトニンの作用が低下すると「不安やうつ、パニック発作などを引き起こす」
砂糖依存症で起こるリスク
糖質の消化するためには「ビタミンB群やカルシウム」が必要になります。
この栄養素には「体温維持や消化機能、脳の働きなどに重要な働きをする効果があり
砂糖を過剰摂取する事で「ビタミンBやカルシウム」不足になってしまい、消化が上手くいかなくなってしまいます。
≪砂糖依存症で起こる体への影響≫
・うつ病
体や脳のエネルギー源、疲労回復効果のあるビタミンB1不足状態になり
「不安感、興奮、落ち込み、緊張、イライラなどの気持ちの不安定が強くなりうつ状態の原因になってしまいます。
・冷え性・便秘
体内のミネラル・ビタミン不足になると「ブドウ糖」がエネルギーになりにくく、体温が上がらずに低体温になってしまいます。
体が冷えることで腸内環境が乱れ便秘になりやすくなります。
・骨祖しょう症
高齢者だけでなく、砂糖の摂りすぎは慢性的なカルシウム不足になってしまい、
どの年代でもなる可能性があるので注意が必要になります。
・肥満・高血圧
・心臓病
・糖尿病
・過敏性腸症候群
・注意力低下
・不安やイライラ
・自律神経失調症
・多動症
「糖化」に注意
「糖化」体の中に糖が蓄積された状態。
糖分の過剰摂取は、余分な糖が体内で「たんぱく質」と結びつき、たんぱく質が「AGEs」に変化します。
この老化物質といわれる「AGEs」
「髪や肌、骨など全身に蓄積され老化を進行
肌は張りがなくなり、たるにやくすみが増え、さらに内臓や骨にまで蓄積する事で
動脈硬化や骨祖しょう症などの病気の原因になります。
砂糖依存症から抜け出す為に
自分のルールを再認識すること
日常生活で「砂糖」を一切摂らない事は、砂糖依存症ではなくても非常に難しいです。
しかし砂糖依存症になると、気持ちは不安定になりやすくなっています。
「落ち着かせるための自分のルール」が無意識につくられている可能性があります。
まずは自分自身の行動を再認識してみてください。
些細な行動を変えるだけで、気持ちも軽くなり少しずつ「糖への執着心」をなくす事ができます。
≪ストックを買わない≫
「なくなると不安」と大量のストックを買い込んでいませんか?
辞めたい気持ちがあっても、ストックがあっては辞める事はできません。
≪買う場所を変える≫
スーパーやコンビニ、いつも同じ場所に買い物に行きますか?
同じ場所に行くと、習慣化してしまってる可能性があり
「買わない事が罪悪感」になる場合もあります。
気分転換にもなるので、違う場所に買い物に行きましょう。
≪食べたい衝動が起きたら≫
「お腹はすいていないけど何か食べたい、落ち着かない」こんな風にキッチンで悩んでいませんか?
その場から離れる事は、凄く大変。
でも頑張ってその場から離れてください。
5分我慢できたら、気持ちは少し落ち着き食べたい気持ちも無くなります。
それができたら自分を褒めてあげてください。
その気持ちの積み重ねが「砂糖依存症」の抜け出す大切な事になります。
「糖」を欲しない食生活を変える
「糖」甘い物が欲していると感じているときは、栄養不足の状態が多いです。
特に不足しがちな「ビタミンB1とミネラル」を積極的に摂るようにしましょう。
もし小腹がすいた時には「ナッツ類やチーズ」がおすすめ
チーズには良質な「たんぱく質とビタミンB」
ナッツには「脂質」が含まれているので、少量でもお腹を満たしてくれます。
さらに脂質は「ホルモンの材料」となるので気持ちを落ち着かせてくれる作用もあるんです。
≪おすすめ食材≫
・低GI値の低い炭水化物を中心にする⇒ 玄米、五穀米、全粒粉、ライ麦、ふすま粉
・たんぱく質をしっかり摂る(ビタミンB1や良質な脂質が豊富なもの)⇒ 豚肉、納豆、卵、チーズ、鮭、鯖
・サラダはドレッシングをかけすぎないこと
・おやつは子袋のものを用意する⇒ ナッツ、チーズ、ヨーグルト、ドライフルーツ、おからを使って手作りお菓子
・調理に使用する砂糖を変える⇒ ハチミツ・ステビア・ラカント・黒糖・
「食べること」を止めて砂糖依存症から抜け出そうとしても、それはできません。
不安定な体と心を満たす食事に変える事で、自然に「糖」への執着心から解放されて、これからも美味しく甘い物も食べれるようになります。
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