「土用丑の日」
この文字をみると「うなぎたべなきゃ」と思う人も多いと思います。
そもそも「土用丑の日」はいつ、1年間に何回訪れるか知っていますか??
今日は「土用の丑の日」の数え方と、さらに「疲労回復」と言われていますが、実は「うなぎ」だけ食べても効果はないんです!
ある野菜と組み合わせる事で、うなぎの栄養効果が発揮する事ができるんです。
今日はその「うなぎ」の効果を発揮させてくれる「○○の野菜」を紹介します。
「土用丑の日」とは?
うなぎを食べる日として有名な「土用の丑の日」。
四立<立春・立夏・立秋・立冬>前の約18日の期間を「土用」といい、
その期間に12周期で巡ってくる干支の丑の日にあたるのが「土用の丑の日」になるんです。
2020年夏の土用の丑の日は7月21日(土)
2018年の夏の土用の丑の日は、2回ありましたが、今年も2回
この場合は7月21日を「一の丑」、8月2日を「二の丑」と呼びます。
今年の「土用の丑の日」はいつ?
2020年「土用の丑の日」
冬:1月23日
春:4月16日、4月28日
夏:7月21日、8月2日
秋:10月20日、11月1日
2020年の「土用の丑の日」は?
2020年の「土用の丑の日」
冬:1月23日
春:4月16日・4月28日
夏:7月21日・8月2日
秋*:10月25日・11月6日
2020年は「夏・秋・冬」が2回あり、計7回あります。
「うなぎ」の栄養と効果
ビタミンA
うなぎに特に多く含まれる「ビタミンA」には、「眼・皮膚・粘膜」を健康に維持する作用・カロテンの吸収率を上げる働き、視覚障害の予防効果があります。
また、ビタミンAには抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ事でアンチエイジング効果だけでなく「がん・老化・免疫機能の低下」を抑える働きもあり、健康を維持する為にも大切な栄耀素のひとつになります。
ビタミンB群
ビタミンB群の中で最も多く含まれている「ビタミンB1・ビタミンB2」
・ビタミンB1
「糖質をエネルギーに変える・疲労回復効果」があり、強い疲れを感じる時にはより効率的なエネルギー産生を期待することができます。
・ビタミンB2は
「糖質や脂質の代謝を促進効果」「口内炎や髪・爪・皮膚」などを健康に保つ作用があります。
ビタミンD
ビタミンDには、「免疫機能を調節する」働きがあり、かぜやインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの感染症の発症・悪化の予防
また「骨を丈夫にする」働きがあります。体内で肝臓や腎臓で活性化し腸管からのカルシウムの吸収を促進します。
血液中のカルシウムの濃度を高め破骨細胞の働きを抑制す事で骨を丈夫にし、健康な骨や歯を維持効果があります。
うなぎに含まれる「カルシウム」と一緒に摂取する事で「骨粗しょう症や骨軟化症の予防」に効果的と言われています。
カルシウム
歯や骨を丈夫にしてくれる「カルシウム」はうなぎの骨にも豊富に含まれています。カルシウムというと牛乳のイメージが大きいですが、実はうなぎの方が多く含まれているんです。
カルシウム(100g中)
・うなぎ(100g/150mg)
・牛乳(100g/110mg)
DHA
脳の活性化させる栄養素 DHA(ドコサヘキサエン酸)
「記憶力・視力の回復効果」があり、がんや高血圧、糖尿病などの予防・改善も期待できると言われています。
また、DHAには悪玉コレステロールを減らす効果も期待できます。
EPA
中性脂肪を減らす効果 EPA(エイコサペンタエン酸)
EPAには、善玉コレステロールを増やし「中性脂肪を減らす働きがあり
血流の流れを良くし「脳梗塞や心筋梗塞」といった血管の病気の予防に働いてくれます。
「○○と一緒に食べる」と疲労回復効果がある!?
体力をつける時には「うなぎ」
うなぎを食べると「体力増進・疲労回復」になると思う方も多いと思いますが
実は「うなぎ」だけ食べても疲労回復にはつながらないんです。
うなぎは、疲労回復効果が高い「ビタミンB1」を豊富に含みますが「緑黄色野菜」特に緑の濃い「ブロッコリ・小松菜・ほうれん草」を摂ることで、体に必要な他の栄養素を補うことができると言いわれています。
「緑黄色野菜」を一緒に摂る事で、うなぎに含まれる「ビタミンA・ビタミンE」が増強され、
野菜に含まれる「ファイトケミカル・ビタミンC」の抗酸化作用が合わさる事で、疲労の原因となる活性酸素を減少する事ができるんです。
うなぎ+緑黄色野菜(ブロッコリー・小松菜・ほうれん草)
<サラダ、ほうれん草のおすまし、胡麻和えなどをプラスする事をおすすめ>
うなぎの「ヌルヌル」の正体は?
うなぎの「ヌルヌル」の正体 「ムチン」というタンパク性成分
これは「海藻類・オクラやキノコ・カタツムリ」なども持っている成分で
胃の粘膜の保護や消化吸収を助ける働きがあるんです。
しかし、うなぎのヌルヌルを構成しているのはムチンだけでなく、毒も含まれています。
「ヌルヌル」を摂って食べることは避けてください。
「ヌルヌル」はうなぎが身を守るために大切だった
ヌルヌルは体表面を保護する役割
このヌルヌルのおかげで、あらゆる水質の状況変化や浸透圧の高低差に適応することができるんです。
保水機能が非常に高い為、数時間空気中に体が露出されても干からびずに生きている事ができるんです。
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