秋の食卓に欠かせない「さんま」
夏休みが終わり、9月に入るとスーパーで見かけるようになりますよね。毎年収穫量によって値段は様々。
脂の乗った「さんま」には「美容と健康」に良い栄養が沢山含まれているんです。
今日は旬の魚「さんま「」の栄養と効果を紹介します。
「さんま」の基本
「秋刀魚」と書いて「さんま」
さんまは春、千島列島付近の海域で過ごし、初夏に北海道の道東や三陸沖に渡り
産卵のための栄養を蓄え、太平洋岸を南下していく回遊魚。
8月中旬から下旬に漁獲が解禁になり、9月から店頭に並ぶようになり
美味しいさんまが食べられるようになります。
さんまの「カロリーと糖質」は?
カロリー100g 248kcal
糖質 0,1g
さんま1尾(約80~90g) 200~224kcal
「さんま」の栄養と効能
アミノ酸スコア100「たんぱく質」
体をつくる為欠かせない「たんぱく質」
その中でも体内で生成できない「必須アミノ酸」をバランスよく含まれています。
さんまには、「牛肉に匹敵するほど良質なたんぱく質」が含まれていて
「免疫力の低下を防ぐ効果・体力増強」など期待でき、積極的に摂りたい栄養素の1つです。
・血液サラサラ効果「EPA」(可食部100g/850mg)
「EPA]には中性脂肪を減らし、HDLコレステロール(善玉)を増やす作用があります。
さらに、血液をキレイにし血液の流れをスムーズにし
血圧の上昇を抑える効果があり「動脈硬化・高血圧・心筋梗塞」などの予防になります。
・記憶力や脳の活性化「DHA」(可食部100g/1,600mg)
[DHA]には脳を活性化する働きがあります。
「脳の発達の維持・記憶力の向上・脳の老化防止」する効果があります。
さらに「中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす作用もあり、健康な体を維持する為にも、積極的に摂りたい栄耀1つです。
・貧血予防「鉄分&ビタミンB12」
貧血によく効くと言われている「ビタミンB12」鉄分は「ヘム鉄」と呼ばれ
野菜や海藻など植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」より吸収率が良く
女性には特に積極的に摂って欲しい栄養素
他にも「疲労回復・美肌効果」もあり,美容と健康効果が期待出来ます。
ビタミンのパワーは凄い!
・目や粘膜を丈夫にする「ビタミンA」
・脂肪燃焼効果「ビタミンB2 」
・また骨や歯の健康に欠かせない「カルシウム」
・カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD」
・豊富含まれる「コラーゲン」
・再度コラーゲンに生成する「ビタミンC」
・アルコールの分解を助ける「ナイアシン」
・胆汁酸の分泌を良くし、肝臓の働きを良くする「タウリン」
・新陳代謝を活性化「セレン」
さんまのビタミン含有量はどれくらい??
<さんま>
100gで318kcal ≪さんま1匹は約120g 大体380kcal≫
ビタミン(可食部100g)
ビタミンA …13μg
ビタミンD …19μg
ビタミンE …1.3mg
ビタミンB2 …0.26mg
ビタミンB12…17.7mg
「さんま」の栄養効果を上げる方法
大根おろしと一緒に食べる
さんまを焼くとできる焦げには「発がん性物質」があり、大根おろしにはそれを分解する働きがあります。
また、さんまに含まれる「脂肪酸」は、空気中の酸素に触れることにより酸化してしまい
発がん性リスクが高いとされる活性酸素を増加させてしまいます。
大根おろしにはこの脂肪酸の酸化も防ぐ効果も期待できます。
「焼く」と栄養素が半減する?!
さんまに豊富に含まれる「脂肪酸」であるDHAとEPAは加熱すると溶け出してしま
、栄養素が少なくなってしまいます。
旬で食べれる「さんま」はなるべくなら「生」の状態が1番栄養を摂る事ができます。
「生」のお刺身を召し上がる際は、自分で裁くのではなく、
店頭で販売されている「お刺身用・生食用」を購入する事をおすすめします。
DHAとEPAの栄養素を加熱調理でも損なわないで摂れる「さんま缶」もおすすめです。
DHA(皮無し刺身で2800mg、皮付き焼いたものは1200mg)
EPA(皮無し刺身で1500mg、皮付き焼いたものは560mg)
「さんま」は丸ごと食べる
サンマの「皮や内臓」にも栄養は含まれています。
さんまは消化が早く、内蔵に排泄物が残っていないので
独特の苦味がありますが、美味しく食べることができます。
しかし丸ごと食べ場合は、「生」は避けましょう。「新鮮な状態のさんま」をシンプルに焼くのがおすすめです、
揚げ物にすると「不飽和脂肪酸」が揚げ油へと溶けだし、代わりに揚げ油を吸い込んでしまいます。
注意*家でさんまを調理する場合には、アニサキスなどの寄生虫がいる恐れがあるので、十分に注意してください。
煮物焼き物は20% 揚げ物は50% 栄養素が減少
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