知られざるパワーがいっぱい!!「発酵食品」の種類と栄養効果の基本

健康的な食事=「発酵食品

健康的な食事を摂っている人は「発酵食品」をよく食べているイメージがありませんか?

実際どんな効果があるのか、種類があるのか知っていますか?

今日は「発酵食品」の基本を紹介します。発酵食品 菌

発酵食品の基本

食品に含まれる成分を「」が分解し、新たな成分に変化した状態のこと

発酵をする菌は「乳酸菌・麹菌・酢酸菌・酵母菌・納豆菌」

乳酸菌は牛乳を分解してヨーグルトを作り、麹菌は大豆を分解して味噌を、酢酸菌は米をお酢へ、酵母菌は強力粉をパンへ、納豆菌は大豆を納豆へと変化させます。

微生物がタンパク質や糖質を分解し生成されたもの 「発酵食品

 

「味噌・ヨーグルト・酒」

 

味噌

麹菌が原料である大豆のタンパク質を分解して生成

 

ヨーグルト(ビフィズス菌)

乳酸菌が牛乳の糖類を分解して生成

 

麹菌が米の糖類を分解し、さらに生成した糖類を酵母が分解して生成

 

発酵食品の効果

消化吸収アップ 酵素消化・吸収率が高くなる

微生物の「酵素」の働きにより原料の
「タンパク質・糖類がペプチド・アミノ酸・二糖類・ブドウ糖」に分解され、消化吸収が促進する効果があります。
消化吸収が促される事で、体内で各々の栄養機能を果たします。

乳酸菌腸内環境を整える

乳酸菌プロバイオティクスとして腸内細菌全体のバランスを整え
「便秘改善効果・免疫力を高める・抗アレルギーの働き」
<主な食材>ヨーグルトチーズ漬物日本酒などの発酵に関わっています。
漬物1gで、数千から1億個の乳酸菌が存在していると言われています。

甘酒 麹血行改善し代謝を上げる

麹菌に含まれる必須アミノ酸「ビタミンB群」を多く含み、血行を促進し代謝を上げる効果があり、ダイエットにはおすすめの食品として、近年注目を浴びています。特に甘酒」は吸収率が90%と高く「飲む点滴」と呼ばれています。

クエン酸血液サラサラ効果

酢酸菌」には「クエン酸」が豊富に含まれていて、腸内環境を整える効果があり
「便秘解消・食欲増進・血液をサラサラ」にする効果があります

実はお酢以外にも「ココナッツミルクを発酵させたナタデココ」カスピ海ヨーグルトなどに酢酸菌が使われています

便秘改善便秘改善効果

酵母菌は、腸内で「善玉菌」として働き、悪玉菌と戦って腸内環境を整えます。
また「糖分やアルコールをガスに分解・カロリーの吸収を抑える効果」があります。
納豆菌」も善玉菌を助け、腸内環境を整えてくれる効果があります。

納豆菌効果血栓溶解作用

糸引き納豆のネバネバ部分に含まれているナットウキナーゼ(血栓溶解酵素)」が血栓の主成分であるフィブリンを分解すること
血栓ができるのを防ぐ効果があります。
「三大栄養素」の他にも抗酸化作用がある「ビタミンE」「食物繊維・イソフラボン・カルシウム・カリウム・マグネシウム」などのミネラルも含まれ栄養バランスに優れて食材なんです。

効果を上げる方法とは

酵食品は「プロバイオティクスプレバイオティクス」を合わせて食べる事で、プロバイオティクスが活性化し、相乗効果になります
プロバイオティクス」とは、腸内フローラのバランスを整える「生きた菌(ビフィズス菌・乳酸菌・酪酸菌など)」
プレバイオティクス」とは、「善玉菌」を増やす働きのある「食物繊維・オリゴ糖」を含んだ食材
シンバイオティクス
おすすめの組み合わせ
<ヨーグルト> +<バナナ・ハチミツ・タマネギ>

発酵食品のメリット

グルタミン酸料理の質が上がる!

微タンパク質を分解し増えるグルタミン酸はうまみ成分

そこに「糖類」を分解し甘みを感じる「ブドウ糖が増える事で「うまみ」が増し、料理の質がグンと上げる効果があります。

保存期間が可能

微生物がいる環境では、ある微生物がいるとほかの微生物が共存しにくくなります。

発酵食品」はひとつの微生物が存在し「腐敗菌」などの繁殖を防ぎ保存期間を延ばす事ができます。

牛乳は消費期限が早いですが、乳酸菌」で発酵した「ヨーグルト・チーズ」などは保存期間が長くなります。

乳酸菌が増えることでほかの細菌の繁殖を防いでいるからなんです。

 

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