キヌアの基本
ヒユ科アカザ亜科アカザ属の植物である「キヌア」
「雑穀」に分類され「たんぱく質・ミネラル・脂質・食物繊維」だけでなくを豊富に含む食材
アンデス地方のすべての国で古くから生息しているキヌアは、飢餓問題を救う奇跡の完全栄養食
冷涼少雨の高山地でも育ちやすく、古代インカでは「母なる穀物」として親しまれてきた植物
国連総会が2013年を「キヌア国際年」と定めて以来、キヌアは日本でも注目を始めました。
公式発表で、キヌアは「飢餓問題・栄養失調・貧困問題の撲滅に多大なる役割を果たすことができる」言われています。
さらにキヌアは、NASA(アメリカ航空宇宙局)でも宇宙食として指定されています。
キヌアの栄養が凄い!!
「雑穀」に分類される「キヌア」ですが
白米の「たんぱく質」は5倍!
玄米の「カリウムは2倍・ナトリウムは3倍・食物繊維100倍!」も多く含まれています。
雑穀の中では多めの脂質ですが
このほとんどが必須脂肪酸である「オレイン酸」で
「中性脂肪を減らす・コレステロールを下げる」などダイエット効果が期待できます。
さらに「サポニン、マグネシウム、リン、ビタミンB1、B2、ビタミンE」
など栄養豊富に含むスーパーフードなんです!
キヌアの栄養素とは?
カロリー 368kcal
タンパク質 14.12g
総脂質(脂肪) 6.07g
炭水化物 64.16g
食物繊維 7.0g
カルシウム 47mg
鉄 4.57mg
マグネシウム 197mg
リン 457mg
カリウム 563mg
ナトリウム 5mg
亜鉛 3.10mg
ビタミンB1 0.360mg
ビタミンB2 0.318mg
ビタミンB3(ナイアシン) 1.520mg
ビタミンB6 0.487mg
葉酸 184μg
筋肉の強化をサポート「必須アミノ酸」
たんぱく質は健康なカラダを維持する為だけではなく
「筋肉の生成をサポートする」重要な栄養源
キヌアには、この9種類全ての「必須アミノ酸」が全て含まれているんです。
良質な筋肉が作られることで「代謝機能」を高めることができ
食べた物も、エネルギーとして使われ消費カロリーも高くなる効果があり
自然と「太りにくく 痩せやすいカラダ」になることができます。
腸内環境を整える「食物繊維」
食物繊維には「水溶性と不溶性」の2種類があり
「2:1」というバランスよく摂取することが大切
<水溶性食物繊維>
腸へ移動し余分な脂質の吸収を抑える
栄養素の吸収を緩やかにし「食後の血糖値の上昇を抑える」効果
<不溶性食物繊維>
腸に移動し、水分を吸収しながら膨み
便を柔らかくしカサを増やし「便秘改善」効果
さらに、水溶性食物繊維「イヌリン」は
腸の中で水分の吸収しゲル状になり「コレステロール」の吸収を抑えて
「糖尿病・生活習慣病」の予防効果があります。
代謝アップ効果「鉄分」
貧血の予防効果でよく知られる「鉄分」
実は鉄分には、ダイエット効果もあるんです。
鉄分不足は、血液中の酸素が欠乏し「血液の流れ」が悪くなります。
つまり「体の代謝が落ちる・太りやすい体」を作る原因になっているんです。
鉄分を補給することで「血液中の酸素が増える・代謝アップ」効果があり
痩せやすいカラダへと変わることもできます。
貧血予防「葉酸」
「キヌアの葉酸含有量 184μg」
葉酸には「ビタミンB12」とともに赤血球の生産を助けるビタミン
貧血予防効果があり、貧血気味・妊娠中の女性には積極的に摂りたい栄養素
さらに「たんぱく質の生合成」を促進し
細胞の生産や再生を助ける「発育ビタミン」ともいわれています
キヌアは水分を含ませると5倍程度まで膨れる
キヌアは1日どれくらい食べると効果的?
<100gのキヌアを食べる場合>
キヌアは水分を含ませると5倍程度まで膨れる
[水+20g 70kcal]
キヌアを食べる方法は?
①キヌアを目の細かいざるに入れ、水洗いします。
②キヌアと水は1:2になるようにして鍋に入れ、10~15分ほど茹でます。
茹でている途中で水がなくなったら、差し水をして下さい。
③キヌアの色が透明に変わってきたら、鍋にフタをしてさらに茹でます。
茹で水がなくなり蒸らして完成
*キヌアは独特な匂いがあるため、「塩」をひとつまみ入れて茹でると匂いが少なくなります。
また、炊飯器でご飯を炊く時に一緒に入れて炊くこともできます。
(その場合⇒お米1.5合に対しキヌアは0.5合を目安に入れましょう)
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