お吸い物の具材に使われる「とろろ昆布」
ダイエット中の「間食」などにも食べるヘルシー食材として、人気を集めているんです。
海藻類でもある「とろろ昆布」には、様々な栄養成分が含まれ
美容と健康に嬉しい効果が沢山ありますが
「太りやすい」要素も持っている食材なんです。
今日はそんな「とろろ昆布」のカロリーや糖質と栄養効果と
「太りやすい」理由について紹介します。
とろろ昆布の基本
「とろろ昆布」には「カリウム・カルシウム・ビタミンB群・ビタミンK・ヨード」が含まれ
中でも、水溶性食物繊維「アルギン酸とフコイダン」が豊富に含まれています。
さらに、栄養豊富なだけでなく、極薄に削られているのもポイント
細胞が細かく削られていることで成分の吸収効率が良く
食物繊維を普通の昆布よりも多く摂取することが可能になります。
特に「中性脂肪値の上昇を抑える」水溶性食物繊維が体内吸収されやすく
「健康と美容」の両方に効果的と言われる万能食材なんです。
とろろ昆布 のカロリーや糖質は?
とろろ昆布(100g) 203kcal 糖質27.5g
大さじ1(10g) 20kcal 糖質 2.7g
お吸い物1杯に使用するのは約10gなので、1食で考えると「低カロリー・低糖質」といえます。
とろろ昆布の栄養ポイント「フコダイン&アルギン酸」とは?
水溶性食物繊維である「フコダインとアルギン酸」
この2つの働きによって「太りにくいカラダ」になることができ
ダイエット効果が期待できるんです。
フコダイン
ヌルヌル成分「フコダイン」
この多糖類は「コレステロールを下げる・中性脂肪を減らす」働きだけでなく
「血糖値の低下・肝障害の改善、抗がん作用、ピロリ菌の抑制、抗アレルギー作用」
カラダの内側から整える事ができ、ウイルスに負けない強いカラダを作ることができます。
つまり「抵抗力・免疫力・自己治癒力」効果が高い栄養素なんです。
アルギン酸
海藻成分で水に溶ける水溶性食物繊維
「昆布・わかめ」などの海藻類の細胞間物質に含まれているゼリー状の多糖類
アルギン酸は、カリウムと結びつき、腸内でカリウムを放出させ
「体内のナトリウムの吸収を防ぐ」働きがあり「高血圧予防・便秘解消・動脈硬化予防」
さらに「血中コレステロールや血糖値を調節作用」などの効果が期待できます。
つまり、小腸で「脂肪・糖分」が吸収される前に、体外へと排出する働きがあり
「脂肪が付きにくい」=「肥満予防効果」になるんです。
むくみ改善「カリウム」
とろろ昆布に含まれる「カリウム」
このカリウムには、体内の水分調節をする役割があります。
「塩分」は摂取し過ぎると、体内のミネラル濃度が高くなり、
それを中和しようと水分が補給されることで
塩分や水分が溜まり「浮腫み」んでしまいます。
カリウムの「利尿作用」で、尿と一緒に余分な「塩分や水分」を排出してくれ
むくみを改善してくれます。
エネルギー代謝を上げる「ビタミンB群」
とろろ昆布には「ビタミンB2・ビタミンB6」などのビタミンB群が豊富に含まれています。
ビタミンB群は「糖質・脂質・タンパク質」のエネルギー代謝をサポートする働きがあり
代謝が活発になる事で、食べたものをエネルギーとして消費しやすくなり
「脂肪」を溜め込みにくくし「太りにくく 痩せやすいカラダ」になることができます。
骨粗鬆症予防「ビタミンK」
「ビタミンK」骨粗しょう症を予防効果
加齢やダイエット、女性ホルモンの低下などで減少してしまう
骨密度をサポートしてくれる働きがあります。
とろろ昆布の「太りやすい理由」とは
ヨードに注意
米国基準ではありますが、ヨードの摂取量の基準は0.5~0.8mgが適正
しかし、日本人は昆布だしなど摂取も多く「平均約1.5mg」ほど摂取しているといわれてます。
ヨードを摂りすぎると甲状腺機能低下症になる可能性が高いといわれており
甲状腺機能低下症になると「抜け毛・むくみ・冷え・体重増加・集中力低下」
などの症状がでる原因になるので、摂取量には気をつけましょう。
1日の摂取量はどれくらい?
食前に1日10gを食べる
「とろろ昆布」には糖質や脂質の吸収を抑える効果があるので
「食前or空腹時」に摂る事がおすすめ
さらに「水分と一緒に摂取する」事で、満腹感が増し食べ過ぎ防止効果にもなります。
POINT
お吸い物だけでなく、ご飯の上に乗せたり、おにぎりの海苔代わりに「とろろ昆布」で包んだり、
納豆やパスタのトッピングにしても◎
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