食事制限しても運動してもなかなか変わらない
できるなら楽して痩せたいですよね?
私の体の中には脂肪を燃やせる細胞が隠れているんです。
その細胞の働きを活発にする事で、自然に痩せやすい体質になれます。
今日は、痩せ細胞「褐色脂肪細胞」を活発にする食材を紹介します。
「褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞」の基本
自然に痩せる細胞と言われる「褐色脂肪細胞」
自分の脂肪を燃料にしエネルギーに変え、燃料が無くなると全身の白色脂肪細胞の脂肪も使って燃やす
「褐色脂肪細胞が多ければ多いほど脂肪が燃えやすく痩せやすくなる」
褐色脂肪細胞は、乳児期のみ存在し成長すると共に減少し、20代でピークになり40代では20代の約半分までその量は減ってしまいます。
しかし、成人でも「肩甲骨周囲・脊椎周囲」に限局して存在していると言われています。
褐色脂肪細胞の機能低下や減少が「生活習慣病やメタボリックシンドローム」原因になることが分かってきました。
また、細胞内に栄養を脂肪として貯蓄する「白色脂肪細胞」は主に皮下脂肪や内臓脂肪の事
個人差があり「生まれつき痩せやすい人と太りやすい人の差があるのは褐色細胞の差もあるのでは?」と言われています。
◎余計なカロリーを脂肪に変える「白色脂肪細胞(はくしょくしぼうさいぼう)」
◎エネルギーをつくり熱を生み出すことで、体温維持や余計なエネルギーを燃やしてくれる「褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう」
「べージュ脂肪細胞」の基本
白色脂肪細胞の中には「常温環境では白色脂肪細胞」
しかし「寒冷時にはベージュ化して熱を産生する脂肪細胞群」が散在しているといわれる「ベージュ脂肪細胞」
このベージュ脂肪細胞を活性化すると肥満や糖尿病になりにくくなる可能性が期待できると言われています。
細胞内の「Zip13」と呼ばれる特定のタンパク質が亜鉛の運搬に関わり
このタンパク質が欠けると体の脂肪量が少なくなるといいます。
ベージュ脂肪細胞を増やせなくても、体内の褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞を活性化できれば、代謝がアップする事ができます。
「褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞」を活性化させるには??
◎冷たい刺激を与える「寒冷刺激」方法
<方法>夏の熱中症対策グッズ「アイスベルトを使った寒冷刺激」
首に巻くのは「1回10分」程度 冷しすぎは逆効果になってしまうので長くても「1日2時間」。
首には、大きな血管が流れていて、効果的に寒冷刺激を与えることができ基礎代謝がアップし脂肪が消費される
◎肩甲骨周りを動かす
肩甲骨や背骨の周り・背面に存在している褐色脂肪細胞
肩甲骨を動かす事で血流を促進し、全身の血流も良くなり「褐色脂肪細胞」を活性化する効果があります。
さらに肩こりなど他の体の悩みの一緒に改善する事ができます。
◎持続的な運動
健康を維持する為には日常で体を動かす習慣をつけることはとても大切になります。
中でも遅筋を鍛えるのが有効。
遅筋を鍛えるには「ジョギング」など持続的な運動をする事
基礎代謝も上がり「褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞の活性化しやすい体質」になることができます
活性化する食材「トリップチャネル」とは??
温度センサー「トリップチャネル」
私たちが肌で寒さを感じるのは、皮膚表面に存在する温度度センサー「トリップチャネル」といいます
このトリップチャネルが温度に反応する事で、その信号が脳に伝わり「褐色脂肪細胞を活性化」
実はこのトリップチャネルは「口の中・胃・腸などの消化器」にも存在しているんです。
食べ物に含まれる成分で、トリップチャネルを刺激させることができるのです。
「褐色脂肪細胞」を刺激するトリップチャネルは「トリップV1」「トリップM8」「トリップA1」の3種類あることがわかっています。
◎トリップV1
油(DHA、EPA)・オリーブオイルに含まれる苦味成分「オレウロペイン」
「温度受容体を刺激」
唐辛子(カプサイシン)生姜(パラドール)辛子やわさび(アリルイソチオシアネート)などの辛味成分
「内臓脂肪を減少させる作用」もあり相乗効果
・とうがらし・黒こしょう・生姜
・青魚(いわし・さば・まぐろのトロなどに含まれる)DHA、EPA
◎トリップM8
ミントに含まれる「メントール」にも褐色脂肪細胞を活性化
さらに唾液に含まれる「ヒスタミン」には満腹中枢を刺激し「褐色脂肪細胞を活性化する」作用があり
ミントガムを噛む事で相乗効果
・ミント・ペパーミント(含まれるメントール)
◎トリップA1
シナモンの香り「シンナムアルデヒド」は交感神経を刺激し褐色脂肪細胞を活性化する作用があり
毛細血管を丈夫にして血流の流れをスムーズにし「手足の冷え・顔のくすみ・くま」にも効果的
・シナモン・わさび・にんにく・緑茶・たまねぎ・コーヒー
◎その他「褐色脂肪細胞」を活性化効果がある食材
<ワカメ>
ワカメの色素「フコキサンチン」には細胞脂肪の中にあり、
・「UCP1」というたんぱく質を増やす作用
・抗酸化作用の高いアンチエイジング効果
栄養価では測れない香りや味も「褐色脂肪細胞・白色脂肪細胞によい変化」を与えてくれます。
「おいしい」と感じる食事には「食後のエネルギー代謝アップ効果もある」と言われています。
食品の成分だけでなく「食事を楽しむ・堪能すること」もダイエットを成功させるポイントになります。
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