「カロリー(kcal)」
私たちの食生活に当たり前のように存在する言葉。
ダイエットや健康を気にすると、必ず目に入ってしまう。「カロリー」に応じて食品を選ぶ時ありませんか??
しかし、一体「カロリー」はどんなもの(意味)をもつか知っていますか?
同じカロリーでも、食事内容によって「太る食事と太らない食事」があるんです。
実は知らないカロリーってなに?【基本】
「カロリー(kcal)」とは熱量、エネルギーの単位。
1気圧(標準の大気圧)のもとで水1gの温度を1度上げるのに必要な熱量
人や動物が「食べ物を食べ得るエネルギー・活動するために使うエネルギー」のことです。
このカロリーという単位は、異なる条件のもとで計測すると、少し「ズレ」が出ます。
つまり、水温が変われば「同じ水1gを1度あげるためのエネルギー」が変わってくるのです。
従って「国際単位系(si)」ではジュール(J)という単位を用いており、カロリー(kcal)は認められていません。
日本では「計量法」
「人・動物が摂取する物の熱量」または「人・動物が代謝により消費する熱量」の計量としてのみ適用されています。
(計量法)1カロリー = 4.184 J 16,5℃⇒17,5℃に上昇させる(1℃上げる)エネルギーに近似)。
摂取カロリー(kcal)とは??
食べ物の中では「炭水化物・たんぱく質・脂質」の3種類が主なカロリーがあります。
そして摂取カロリーとは「食べ物に含まれる糖質・たんぱく質・脂質」を体内に吸収することで得るエネルギーの事。
つまり同じ量食べても炭水化物やたんぱく質と脂質とでは摂取カロリーが異なってきます。
三大栄養素が含む1gあたりのエネルギー
炭水化物(4kcal)・たんぱく質(4kcal)・脂質(9kcal)
簡単なカロリー計算方法
(例)ハンバーガー <糖質が40g・たんぱく質35g・脂質50g>
計算 (40×4)+(35×4)+(50×9)=750カロリー
A,ハンバーガーを食べた時の摂取カロリーは「750kcal]
同じカロリーでも、食材の栄養素によって消費されるスピードが違います。
つまり、カロリーの数字より「栄養素の質」を見ることで、美と健康を維持する食生活を送ることできます。
消費カロリーとは??
「3つの消費カロリー」
・生命維持のために必要最低限なエネルギー「基礎代謝」
(消費率60~70%)
・仕事や運動で消費するエネルギーの「生活活動代謝」
(消費率20~30%)
・食べ物を摂取した時に消費するエネルギーの「食事誘導性熱代謝」
(消費率10~20%)
“消費エネルギー”は、生きていくうえで最低限必要なエネルギーと、活動するためのエネルギー
(1日の平均消費カロリー )
成人男性約1,400~1,500kcal/ 成人女性約1,100~1,150kcal>
摂取カロリーと消費カロリーのバランスが重要
「太る・痩せる」という現象は、簡単に考えるとカロリーの足し引き
「摂取カロリー」が「消費カロリー」より多ければ、脂肪として体に蓄積されていきます。
もし、今より体重を減らしたい時は「摂取カロリーを抑え、消費カロリーを増やす事」ですが、注意も必要。
すぐ実行しやすいのは、摂取カロリーを減らす事(食事制限)
しかし消費カロリーを増やすよりも、摂取カロリーを減らすことに偏ってしまうと、栄養のバランスは崩れ
「基礎代謝(消費カロリー)」も減ってしまい、体調不良を起こし結果痩せることができません。
エネルギーの過不足の状態を表すのは体重
“摂取エネルギー”と“消費エネルギー”のバランスがとれていると、体重は安定します。しかし、アンバランスの時は、体重が減ったり増えたり変化となって表れます。体重の数字ばかり気にしてはいけませんが、体と食生活のバランスの目安にする事もおすすめです。
BMI管理
成人期以降には大きな身長の変化ありません。身長の違いを考慮して体重管理が出来る「体格指数」Body Mass Index(BMI)
<計算方法>
BMI = 体重kg ÷ 身長(m)×身長(m)
(BMI基準)
(肥満度) (BMI値)
低体重 18,5以下
普通体重 18,5以上25,0未満
肥満度1 25以上~30未満
肥満度2 30以上~35未満
肥満度3 35以上~40未満
肥満度4 40以上
自分の摂取カロリーを把握する
<標準体重を計算>
<計算式>
身長(m)×身長(m)×22
(例168cm)1,68×1,68×22=62,0928 標準体重は約62kg
<必要な1日の摂取カロリー計算>
この標準体重に25~30をかけた数値になります。
62×25=1,550(kcal)
62×30=1,860(kcal)
1日に必要な摂取カロリー 1550kcal~1860kcal
*この数値は平均目安ですが、減量目標がある場合「目標の体重」から逆算し、1日の摂取カロリーを計算することもおすすめです。
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