皆さんは「汗」をかきますか?
「運動・ホットヨガ・半身浴」などで大量の汗をかくと
ダイエット効果があると感じ、嬉しくなった経験はありませんか?
逆に汗をかかないと、運動が足りないと不安になる時も・・・
実は「汗をかく=脂肪燃焼」ではありません。
今日は「汗をかく」と一体カラダはどんな状態なのか
本当に無意味なのか?メリットはないのか?を紹介します。
「汗をかく」とカラダはどんな状態??
汗の原料それは「血液」
人の皮膚にある汗腺は、全身で200万~500万。この汗腺に毛細血管から血液がときこまれ
水分以外の血液成分(ミネラル・鉄・ナトリウム等)は血管に再度吸収され、戻りますが
これがスムーズにいかないと、大切な栄養まで汗で流れ出てしまうんです。
「汗」にダイエット効果はある??
「汗」は、消費カロリーとは関係がないといわれています。
発汗は消費カロリーではなく、体温調節をしているというより良い指標といえます。
トレーニングをして汗をかくと体重が減る場合はありますが
水分補給をすると、飲んだ分だけ体重はすぐに戻ります。
体のむくみ(余分な水分が溜まっている状態)がとれるので、
個人差はあありますが、5kg程落ちる人もいます。
大量に汗をかくと、脂肪が燃焼している!と感多いと思いますが
実際は体脂肪量の変化はなく、汗の量と脂肪燃焼量はほとんど関係ありません
汗をかいた事で、頑張った達成感を得る事の方が大きいのかもしれません。
汗をかく量で判断せず、自分に合う筋肉トレーニングなどのエクササイズをして
バランスの良い食事をとることがダイエット効果は期待できると思います。
「大量の汗」は脂肪燃焼効果が鈍くなる
脂肪を燃焼させる酵素「リパーゼ」
脂肪を燃焼させるには、この酵素の働きを活発させることが重要!
リパーゼの働きは体温が通常の状態よりも1~2度高い状態が最も活性化するので
体温が上がりすぎてしまうと、リパーゼの働きが鈍くなってしまいます。
つまり「強度の運動・サウナで汗をたっぷり出す」と汗はかきますが
脂肪燃焼効果はある??
答えはNO
脂肪燃焼をしたい場合は、負荷をかけた筋トレと
「有酸素運動(ウォーキングやジョギング)」をする事で、カロリーを消費する事が大切です。
「良い汗」と「悪い汗」の違いとは??
<良い汗>
体が熱さに対応して「汗」で体温調節をうまくできる状態(暑熱順感)の時には
発汗が活発で、皮膚血流量が上がります。
汗に含まれる塩分濃度が低下し、汗はサラサラになり蒸発しやすくなり
汗をかいても汗臭くなりにくい体質となります。
血流量が上がることで「代謝」が上がりデトックス効果も期待できます。
*良い汗は「サラサラしていて臭いもなく、蒸発しやすい性質
<悪い汗>
水分以外の血液成分(ミネラル・鉄・ナトリウム等)がスムーズに吸収されず
栄養素も一緒に流れ出てしまうと「ベタベタ」とした汗
この悪い汗は、皮膚についた菌の餌となり、これが繁殖し「匂い」のもととなってしまうんです。
*悪い汗は「大粒でダラダラ・ベトベト」しているので、蒸発しにくい性質
「汗」をかくメリットとは?
新陳代謝が上がる
免疫力を高める
美肌効果
ストレス解消
汗をかくと「老廃物や余計な水分」を排出することができ、身体の内臓機能がアップし
新陳代謝を高まる事で「免疫力・体力アップ・美肌効果」など様々なが期待できます。
気持ちもスッキリする事で「ストレス解消」にもなるという人もいます。
また全身の血流の流れも良くなり「冷え性・むくみ」などの緩和作用もあります。
つまり「汗をかく=脂肪燃焼」の効果はありませんが
体内のデトックス効果が高いので、体質改善する事ができます。
デトックス効果によって基礎代謝が上がる事で
脂肪を溜め込みにくい体質になることができるので
「太りにくい体質」になることができます。
すぐできる「新陳代謝」を高める方法とは?
下半身のストレッチ
体の筋肉の7割は下半身に集中しているので「太もも・ふくらはぎ・お尻」などを
意識して鍛えることで、より効率よく全身の代謝を上げることができます。
朝30分ランニング
道具もいらず手軽に出来るランニング
20分以上行なう事で、効果がでるといわれているので「30分」を目標にしましょう
初めは「時間を短くする・歩く」など無理しない事が大切
半身浴
夜はシャワーだけでなく、湯船につかってしっかり汗をかきましょう。
体を温め代謝を上げることで「疲れ・むくみ・冷え症」緩和作用だけでなく安眠効果も期待できます。
POINT
汗をかいたあとはきちんと「洗顔・化粧水」でケアを
汗をそのままにしておくと体が冷えたり、肌への刺激やニオイの原因になるので注意
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