パスタやピザなどのイタリア料理のアクセントとして香り高い「バジル」
ハーブの中でも、料理によく使われ身近にある食材ですが
実はバジルには香りだけじゃなく、沢山の栄養効果があるんです。
今日はそんなバジルの魅力について紹介します。
バジルの基本
香り高く、イタリア料理に欠かせないバジルは「夏のハーブ」
バジルには「生のバジル・乾燥させ粉末上にしたバジル」の2種類があり
乾燥させた物の方が長期保存が可能でイタリアでは常備調味料としてよく使用されています。
バジルには「ビタミンA・ビタミンK」などのビタミン類が豊富に含まれるだけでなく
沢山の「βカロテン・ビタミンE・C」など、抗酸化作用が強い栄養成分が含まれています。
バジルのカロリーはどれくらい?
栄養効果(100g)
バジル(生) 24kcal
10枚(5g ) 1kcal
バジル粉 306kcal
体質改善「サポニン」
バジルに含まれる「サポニン」
「大豆・高麗人参・ゴボウ」などに多く含まれる栄養成分ですが
サポニンには「抗酸化作用・免疫力の向上・肥満予防・血流改善・肝機能の強化」
など多くの効能効果が期待できます。
刺激も強い栄養成分なので、ハーブティなどの形で摂るのがおすすめです。
美容効果「ビタミンA」
「皮膚の健康を保つ・免疫力を向上させる」効果があり
肌に潤いを与えてくれます。
また、ビタミンAの一種「レチノール」には肌のターンオーバーを
サポートする働きがあり、美肌効果が期待でき
内側と外側の両面から肌を整えることができます。
美肌効果「ビタミンC」
ビタミンCの抗酸化作用は「老化予防・コラーゲンの合成を助ける」働きもあり
「シワ・たるみを防ぐ効果」や「メラニン色素の沈着を防ぐ・ストレス緩和作用」も期待できます。
さらに、肌をつくる「コラーゲン・ヒアルロン酸」の生成をサポートし
「肌のハリや潤いを保つ」働きや、肌を黒くする「メラニン色素の生成も抑える」
働きがあり、肌を白く保つ効果も期待できます。
アンチエイジング効果「βカロテン&ビタミンE」
βカロテン含有量(100g) バジルの葉・6300μg・ニンジン・8200μg ほうれん草・4200μg
抗酸化作用のあるβカロテンには「老化の原因」と言われる「活性酸化」
その酸化を防ぐ効果があり「しみ・シワ」の予防など肌の老化を抑える
この「βカロテン」は体内に必要な分だけ「ビタミンA」に変わる特徴があり
「視覚機能・皮膚・粘膜」を正常に保ち、肌・髪の乾燥を防ぐことができます。
さらに、老化した部分を若返らせる働きのことで本来の働きを取り戻せ
「美肌・美白」を保つ効果が期待できます。
この2つの成分が合わさる事で「アンチエイジング効果」が期待できます。
骨粗鬆症予防「ビタミンK」
ビタミンK含量(100g) バジルの葉・440μg・納豆・600μg・春菊・460μg
「ビタミンK」骨粗しょう症を予防効果
加齢やダイエット、女性ホルモンの低下などで減少してしまう
骨密度をサポートしてくれる働きがあります。
脂肪の吸収を抑える「カルシウム」
バジルに含まれるカルシウム量(100g) 240mg・ニンジンが29mg・ニラ48mg・リーフレタス58mg
比べてみると野菜の中でもトップクラスなんです。
骨の材料となり、強くするパワーがある「カルシウム」ですが
実は「脂肪を蓄積するホルモンの分泌を抑える働き」もあるんです。
カルシウムを摂取する事で、脂肪の蓄積を抑え、ダイエット効果も期待できます。
消臭効果「リナロール&シオネール」
バジルに含まれる香りの成分「シネオール&リナロール」
バジルの葉の腺毛という器官をつぶすと、シネオールが香ります。
シネオールには虫が嫌がる成分が含まれ防虫効果があるといわれています。
バジルオイルを虫よけスプレーとして使用することも
<シネオール> スーッとした清涼感のある香り
<リナロール> フローラルな香り
<オイゲノール> 重厚なクローブの香り
バジルの効果を高める「組み合わせ食材」とは?
トマト
トマトに含まれるリコピンと、バジルに含まれるβカロテンやビタミン類は、
食べ合わせることで、お互いの栄養素の吸収率を高め
美容と健康に嬉しいアンチエイジング効果が期待できます。
POINT
トマトとバジルのおすすめの食べ合わせは
加熱せずに食べる「サラダやマリネ」
「トマト・バジルをオリーブオイル」で和える
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