中国の定番調味料である「コチュジャン」と「豆板醤」
見た目は似ているこの2つの違いとは?代用できる?
名前は知っていても、実際どんな調味料なのか知らない人も多いかもしれません。
今日はそんな「コチュジャン」と「豆板醤」の2つの違いや
気になるカロリーや栄養効果について紹介します。
「コチュジャン」と「豆板醤」2つの違いとは??
コチュジャン(発祥;朝鮮半島)
韓国料理の定番「ビビンバ・トッポギ・タッカルビ・冷麺」などに使われています。
肉を焼いて、そのままコチュジャンを付けて食べるなど
そのまま食べたり、和え物・炒め物・煮物と様々な使い方ができる万能調味料なんです。
豆板醤(発祥;中国)
中華料理で使われることが多く「麻婆豆腐・担々麵・エビチリ」などに使われます。
豆板醤は、特に油と一緒に加熱すると旨みが増すため、炒め物がおすすめ
また、マヨネーズやめんつゆに豆板醤を入れ、味に辛味をプラスしたい時にも使います。
「コチュジャン」の主な材料とは?
主な材料は「粉唐辛子・米飯・もち米などの穀類」味の調整に「塩・醤油」などが使われます。
地域によって「大豆・小麦粉」を使用したり、日本製のコチュジャンには
馴染みやすいように、砂糖が加えられているものが多いです。
製造方法
すべての材料を混ぜ合わせ、壷に入れて日当たりのよい場所で約1ヶ月発酵
低温で発酵させることで酸味がなくなるため
10~3月頃の寒い時期が適していると言われています。
「豆板醤」の主な材料は?
主な材料は「そら豆」をメインに「大豆・米・大豆油・ごま油・塩・唐辛子」で作られています。
本来の豆板醤は、そら豆だけで作られたものを「豆板醬」といい唐辛子は入っていないんです。
唐辛子が入っているのは「豆板辣醤(トウバンラージャン)」と呼ばれますが
現在の豆板醬は、唐辛子も主材料のひとつとなり名前はどちらも「豆板醤」と言われています。
製造方法
ソラマメを発芽させて皮をむき、麹に漬けて塩を加え約6ヵ月間発酵
その後、唐辛子などの香辛料を入れ、さらに数年発酵させて作られるんです。
これは伝統的な製法で、現在は蒸したソラマメで麹を作り
高温で短期間発酵させ、時間を短縮させて作られているものが多くなりました。
つまり「コチュジャン」と「豆板醤」は、主材料も製法も違う
全く異なる違うものという事が分かります。
コチュジャンは「低温発酵」
豆板醤は「高温発酵」
「コチュジャンと豆板醤」のカロリー違いとは??
カロリー(100g)
コチュジャン 250kcal
大さじ1杯(18g) 46kcal
豆板醤 60kcal
大さじ1杯(18g) 10kcal
どちらもナトリウムが多く含まれ、塩分が高くなります。
豆板醤は大さじ1杯あたり約3.2gも含んんでいるため
コチュジャンに比べると約5倍もの塩分が含まれているので一度の使用料に注意しましょう。
しかし、カロリーは同じ位??と思う人も多いと思いますが
実は圧倒的に豆板醤の方がカロリーが低くなります。
「コチュジャン」と「豆板醤」の栄養価の違いとは?
コチュジャン
「ビタミンE・ビタミンB6・モリブデン・ナトリウム」
・消化促進
・食欲増進
・かぜ予防
また、唐辛子の辛味の成分カプサイシンには
「老廃物の排出促進・脂肪燃焼」効果も期待出来ます。
豆板醤
主にナトリウムが多く含まれ「ビタミンE・鉄・マグネシウム・カリウム」
・疲労回復
・血行促進
・食欲増進
・冷え性・肩こり予防
また、唐辛子に含まれるカプサンチンには、強い抗酸化作用があり
がん予防など病気にも効果があると言われています。
コチュジャンと豆板醤は双方代用はできる?
「コチュジャン」がない!そんな時は??
豆板醬と甜麺醤を1:1の割合で混ぜ合わせる
コチュジャンには甘みがあり、豆板醬だけでは辛いため、甘みが強い甜麺醤を加えることで
コチュジャンの代わりとして使えるようになるのです。
「豆板醤」がない!そんな時は??
コチュジャンに「一味唐辛子・醤油・ごま油」を混ぜ合わせる
コチュジャンを豆板醬の代用する場合「辛み」をプラスすることが重要になります
辛味成分を入れる事で、より近い味になることができます。
どちらの調味料がない!そんな時は?
「味噌・ごま油・醤油・砂糖・一味唐辛子」を混ぜ合わせる
≪目安≫味噌大さじ1・ごま油小さじ1/2「砂糖、醤油、一味唐辛子」は各小さじ1
味噌は、八丁味噌を使うとさらにコチュジャンの味に近づけるのでおすすめ
この材料の砂糖を入れず一味唐辛子を多めに入れると
豆板醤に近い味になるので、是非試してみてください。
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