「春カツオ」と「戻りかつお」の栄養の違いは?カツオも栄養効果をさらに上げる3つの食材

今が旬の「戻り鰹」

栄養豊富で脂が乗って濃厚な味わい。実はそんなカツオには「春と秋」の旬が2回あるんです。

今日は「カツオ」の栄養と効果、さらに効果を最大限あげる3つの食材を紹介します。回遊魚 カツオ

「カツオ」の基本

鰹は、生きてる間泳ぎ続ける「回遊魚

身近な魚では「マグロ・鮭・サンマ」なども回遊魚なんです。

回遊魚の中には、泳ぐのを止めると呼吸ができなくなり死んでしまう魚もいます。

「初鰹」と「戻り鰹」

春カツオ「初鰹」

暖かい温度の海を求め、集団で回遊し続けている群れが、になると黒潮にのって日本の太平洋沿岸を西から東へ北上して行きます。そのため春先の鰹は脂がほとんどなく「身の締まった赤身のさっぱりした味が特徴」

「初鰹」は肥満のもとにもなる飽和脂肪酸が少なく「タンパク質・ビタミンB群・タウリン・マグネシウム・鉄分などが豊富に含まれています。

戻りカツオ「戻り鰹」

三陸沖~北海道南域まで北上する「戻り鰹」は、黒潮に集まる小魚を食べ、たっぷり栄養をつけ太り、Uターンして南下する頃にはしっかりと脂がのり、初鰹と違い「脂がのったピンク色の身になり、まったりとした濃厚な味わいが特徴」「脂かつお」・「トロ鰹」とも呼ばれます。

鰹の栄養

カツオのタンパク質は(100g/25.8g)と魚の中でも多く含まれています。

カツオには、脂溶性ビタミン「ビタミンDビタミンB群も多く含まれビタミンB12」は魚肉の中ではダントツで多く含まれているんです。ミネラル成分もカルシウム、カリウム、亜鉛等がバランス良く 含まれ、薬効があり、積極的に摂りたい食材の1つです。血液サラサラ効果

血液をサラサラにしてくれる「EPA(エイコサペンタエン酸)」

 

・脳の働きを活性化 する「DHA(ドコサヘキサエン酸)」

 

・コレステロールを減らし、肝機能を高める「タウリン」

・赤血球のヘモグロビン合成に必要な「ビタミン12」

・強力な貧血予防効果の鉄分「ヘム鉄」

栄養豊富な血合い

カツオ 血合い血合い肉とは、背身と腹身の間の「赤黒い部分」
臭みが強く、「マグロやサバ」などを刺し身にする場合は取り除かれる部位ですが、かつおの場合、この部分を残して刺し身として販売されている事が多いです。
血合い肉には「鉄分・タウリン・EPA・DHA」など栄養が豊富に含まれている貴重な部位なので、切り取らずそのまま食べることがおすすめです。

梅干おすすめの食べ方

オリーブオイル・味噌・梅干しなど香りや酸味が強い食品と合わせると臭みが和らぎ食べやすくなるのである。
梅干しや柑橘系に含まれる酸味成分クエン酸」は、鉄分の吸収率を高める効果もあります。
・サラダ・カルパッチョなど「生」の状態
・加熱して「かつおフレーク」にするのもおすすめ。<冷蔵庫 約1週間保存可能>

カツオの栄養を効果的に摂る3つの食材

アリシン

1「アリシン」がビタミンB1の代謝効果をあげる

(おすすめ食材 タマネギ・ネギ・ニンニク)

2「クエン酸」がマグネシウム効果を高める

(おすすめ食材 レモン すだち)

3「ビタミンC」が鉄分の吸収率を上げ、ビタミンBの効果も高める

(おすすめ食材 レモン)

かつおを選び方と保存方法

美味しいカツオの選び方)
・カツオは赤身の色が鮮明な赤色をしているものが新鮮の証。時間が経って鮮度が落ちると黒っぽい赤色に変色していく

(かつおの保存方法)

買った当日に食べるのが一番。
余ってしまった場合は「加熱調理して冷蔵庫で保存」「漬けにすると冷蔵庫で保存」
<漬けにする場合>
10秒ほどかつおを沸騰した湯にくぐらせ、水を切り、氷水に浸す(かつお独特の臭みを和らげることができる)
その後、漬け汁につけて冷蔵庫で約2~3日で食べきることをおすすめします

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