糖質の中でもダイエット効果があるといわれる「玄米」
実際玄米にはどんな効果があるかわかりますか?
今日は玄米の気になるカロリーや糖質と栄養効果と
玄米を食べるときの注意点について紹介します。
玄米の基本
「玄米」とは精製されていないお米
稲の果実である籾(もみ)から籾殻(もみがら)を除去した状態の事
胚芽がしっかり残るため、玄米には
「ビタミンB群・ミネラル・食物繊維」が豊富に含まれています。
ビタミンB1の糖質の吸収を抑え、脂肪の溜め込みを防ぐ働きや
歯ごたえもあり、自然によく噛む事ができ「食欲を抑える」
など様々な効果が期待できます。
玄米のカロリーや糖質はどれくらい?
炊き上がったご飯のカロリー/ 糖質 (100g)
玄米 165kcal 34.4 g
白米 168kcal 35.6g
もち米 189kcal 40.1g
餅 216kcal 50g
生米の場合はどれくらい??
<玄米>
100g 353kcal
糖質 71.3g
1合(150g) 530kcal
糖質 70g
<白米 >
100g 358kcal
糖質 77.1g
1合(150g) 537kcal
糖質 115.6g
白米と玄米を比べると「玄米」の方が「カロリー・糖質」共に低くなります。
糖質の代謝を上げる「ビタミンB群」
玄米に豊富に含まれるビタミンB1には「糖質代謝」を促してくれる働きがあり
糖質は体に脂肪として最も蓄積されやすい栄養素ですが
ビタミンB1を摂取することで、効率良く糖質をエネルギーに変えることができ
「脂肪」を溜め込みみくくする事ができ「肥満予防」になります。
さらに「疲労回復効果」もあり、筋トレ中の糖質補給にもおすすめ
腸内環境を整える「食物繊維」
<玄米> 水溶性食物繊維0.2g 不溶性食物繊維1.2g
<白米> 水溶性食物繊維 0g 不溶性食物繊維0.3g
食物繊維には「水溶性と不溶性」の2種類があり
「2:1」というバランスよく摂取することが大切
<水溶性食物繊維>
腸へ移動し余分な脂質の吸収を抑える
栄養素の吸収を緩やかにし「食後の血糖値の上昇を抑える」効果
<不溶性食物繊維>
腸に移動し、水分を吸収しながら膨み
便を柔らかくしカサを増やし「便秘改善」効果
アンチエイジング効果「ビタミン群」
<玄米> ビタミンE 0.5mg 葉酸 10μg(マイクログラム)
<白米> ビタミンE 0mg 葉酸 3μg
老化の原因である「活性酸素」を除去する働きがあり
肌の「たるみ・くすみ・しみ・しわ」改善や、美白効果があります。
また「生理痛・生理不順の改善・髪にツヤを与える・冷え性改善」もでき
「アンチエイジング効果」が期待できます。
デトックス効果「ミネラル」
<玄米>カルシウム 7mg マグネシウム 49mg 亜鉛 0.8mg
<白米>カルシウム 3mg マグネシウム 7mg 亜鉛 0.6mg
≪カラダに欠かせない5大栄養素≫
「たんぱく質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラル」
ミネラルが不足は「骨粗しょう症・貧血・むくみ」の原因になってしまいます。
そんな、普段の食事で不足しがちな「マグネシウム・亜鉛」が
玄米には豊富に含まれているので「貧血予防」など様々な予防効果が期待できます。
玄米の注意点とは??
ホルモンバランスを乱す「リン」の過剰摂取
≪リンの1日の目安量≫
成人男性 1,000mg 女性 800mg
玄米の場合 お茶碗1杯分 200mg含まれる
玄米の数値を見ると、3食玄米で問題はありません。
しかし、一緒に食べる食材には注意が必要
リンはご飯のお供の定番でもある「いくら、マグロ、しらす」や
ハムなどの加工品・インスタント食品などにも多く含まれているので注意も必要
カルシウムと結合し「骨・歯を作る材料」となる「リン」
カルシウム不足は「ホルモンバランスの乱れ・骨量や骨密度の低下」
などの症状がでる場合があるので、気をつけましょう。
ミネラルの吸収率を下げる「フィチン」
米に多く含まれている「フィチン酸」
このフィチン酸には、ミネラルの吸収率を下げてしまう作用があります。
玄米を食べる時に「カルシウム・ミネラル」分が多い海藻類・野菜を一緒に食べるのがおすすめ
消化が遅い・胃に負担をかける
玄米は白米に比べて「食物繊維」など栄養豊富ですが
その分消化に時間がかかります。
栄養豊富な胚芽の皮は、消化されることなく便と排出されますが、
そのときに胃腸の粘膜を傷つける可能性もあるので
体調に合わせて「玄米」を食べましょう。
≪POINT≫
・咀嚼(よく噛む事」で消化吸収がスムーズになる
・胃が弱い人は「玄米+白米」と合わせて食べる
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