「ビーガン」と「ベジタリアン」
この2つのがどんなものか、違いって分かりますか?
最近ではカフェなど飲食店でも、「ビーガン料理対応」などメニューも増え
聞いたことはあるけど、良く知らない。
ヘルシー?ダイエットに良さそう?そんなイメージが多いと思います。
今日は、「ビーガン」と「ベジタリアン」の基本と違いについて紹介します。
「ビーガン」と「ベジタリアン」の違いとは??
ベジタリアンとは様々なタイプの「菜食主義者」の総称
ビーガンは「卵・乳製品」を含む、動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者」のこと
さらに、食だけに限定するのではなく、身の回りのものからできるだけ「動物由来」のものを避けることで
動物の命を尊重する「エシカル・ビーガン」と言う方もいます。
ベジタリアン「体の健康」
ビーガン「心の健康」
とそれぞれの考えや思いが違うのかもしれません。
いきなりビーガンになる人よりも、ベジタリアンから徐々にビーガンになる人も多いようです。
菜食主義者、非菜食主義者と区別をするのではなく、お互いの考えを理解し合い
自分に合った方向性を決めている人が多くなってきています。
どうして「ベジタリアン」になるの??
ベジタリアンの食生活を実践している人は、様々な理由があります。
<宗教>
世界の宗教の中には、菜食を勧めているものがいくつかあります。
その理由は宗教で異なり、例として「ヒンドゥー教・キリスト教・仏教」一部の宗派などがあります。
<思想>
個人的な思想によって、ベジタリアンになる人もいます。
動物を殺したり苦しめたりすることをできるだけやめたいと思う人や
環境保護のために肉食をやめるべきだという人もいます。
<健康>
肉食は健康に悪い、菜食は健康に良いという理由で菜食を実践する人
肉や乳製品が体に合わない人が多いです。
「ベジタリアン」は野菜の「ベジタブル」と関係ない!?
ベジタリアンの「ベジ」とはラテン語のVegetus(ベジェトゥス)が語源
「健全な」「新鮮な」「活力のある」という意味
ビーガン(植物性食品のみを食べる)
ラクト・ベジタリアン(植物性食品と乳製品は食べる)
ラクト・オボ・ベジタリアン(植物性食品と乳製品、卵は食べる)
ペスコ・ベジタリアン(植物性食品と魚、卵、乳製品は食べる)
「欧米」に多いベジタリアン
ソーセージやステーキなど、肉食のイメージが強い欧米ですが
ベジタリアンもたくさんいます。
キリスト教の一部の宗派「ベジタリアン食」が勧められていることもありますが
最近では「動物愛護・環境保護・健康」の理由でベジタリアンになる人が多いようです。
「アジア」に多いベジタリアン
インドにはベジタリアンがとても多いです。
「ヒンドゥー教徒・ジャイナ教徒」が多いせいです
ヒンドゥー教徒は地域やカーストなどによっても戒律が違い
牛以外の肉はOKな人もいれば「肉・魚・たまねぎ」なども食べない人もいます。
牛肉は食べない人がほとんどですが
「カッテージチーズ・ギー」乳製品はよく食べられています。
「白砂糖」を食べない「ビーガン」も
最近では、日本でも「糖質制限」など様々な健康法が出回り
砂糖だけでなく、精製された「白米・食パン」などの「白」食材より
胚芽などを残した「玄米・ライ麦」など「茶」食材の方が健康的と注目をあつめています。
実は「ビーガン」の中でも「白砂糖」を使わない人もいます。
その理由として「白砂糖」には精白・精製するために
「骨炭」という骨炭粉が使用されるため
代わりに「黒砂糖・メープルシロップ・甜菜糖」を使う事が多いようです。
日本の「精進料理」もベジタリアンに似ている
精進料理とは「野菜・穀類・海藻・豆・木の実・果実」など
生臭物(肉、魚介類)を使用しない精進物で作った料理のこと
精進という言葉は、仏の教えによって仏道修行に努めることを言います。
近年、素朴でシンプルな健康食として国内外から高く注目を集めています。
また、約150年前の明治維新の頃までの日本の食事は
「米飯・一汁一菜」の粗食が基本であり、祝いの日には魚を食する。
ベジタリアンの食生活に近いものだったことも、注目を浴びる理由のひとつです。
「マクロビオティック」はベジタリアンの一種??
マクロビオティック(マクロビ)はアメリカから広まった考え方ですが
実は日本人が考案したものです。
しかし、他のベジタリアンと違い「肉食」を避けることが軸ではありません。
健康的に生きるための方法の一つとして「動物性食材を避けること」を勧めています。
なので動物性食品を完全に禁じているわけではなく
小魚などは食べることもあるようです。
コメントを残す