大豆製品の定番食材「豆腐」
スーパーなどでよく見かける豆腐には、固い「木綿豆腐」と柔らかい「絹豆腐」
がありますが、この二つの違いがあるのは知っていますか?実は固さだけじゃないんです。
今日はこの2つの豆腐の栄養成分の違いと
それぞれの効果を高める食べ方について紹介したいと思います。
「絹豆腐と木綿豆腐」の違いとは?
絹豆腐と木綿豆腐どちらも豆乳を原料としていますが、作り方に大きな違いがあります。
絹豆腐
木綿豆腐よりも濃い豆に凝固剤を加えて作られるもの
(おすすめの調理法) そのまま「冷奴・サラダ」など
(食感)きめ細やかで、口当たり滑らか
木綿豆腐
豆乳に一度凝固剤を加えて固めます。それを一度崩して
木綿の布を敷き、水分をしぼり再び固めたもの
表面がでこぼこしているのは、木綿の布の跡がついたままだからなんです。
(おすすめの調理法) 焼く・煮る・炒める
(食感) しっかりとした食感・濃厚な味わい
絹豆腐「代謝を高めて、むくみ改善」
絹豆腐には「ビタミンB群・カリウム」多く含まれていて
その含有量は木綿豆腐よりも多いと言われています。
エネルギー代謝を上げる「ビタミンB群」
絹豆腐には「ビタミンB2・ビタミンB6」などのビタミンB群が豊富に含まれています。
ビタミンB群は「糖質・脂質・タンパク質」のエネルギー代謝をサポートする働きがあり
代謝が活発になる事で、食べたものをエネルギーとして消費しやすくなり
「脂肪」を溜め込みにくくし「太りにくく 痩せやすいカラダ」になることができます。
むくみ改善「カリウム」
絹豆腐に含まれる「カリウム」
このカリウムには、体内の水分調節をする役割があります。
「塩分」は摂取し過ぎると、体内のミネラル濃度が高くなり、
それを中和しようと水分が補給されることで
塩分や水分が溜まり「浮腫み」んでしまいます。
カリウムの「利尿作用」で、尿と一緒に余分な「塩分や水分」を排出してくれ
むくみを改善してくれます。
木綿豆腐「脂肪の吸収を抑え、筋力アップ」
一方、木綿豆腐は水分を絞ることで栄養素が凝縮されています。
絞る工程で「ビタミンB群・カリウム」など水溶性ビタミンは流れ出てしまいますが
「たんぱく質・カルシウム・鉄分」は絹豆腐よりも多く含まれてます。
筋肉の強化をサポート「たんぱく質」
たんぱく質は「筋肉の生成をサポートする」重要な栄養源
良質な筋肉が作られることで「代謝機能」を高めることができ
食べた物も、エネルギーとして使われ消費カロリーも高くなる効果があり
自然と「太りにくく 痩せやすいカラダ」になることができます。
脂肪の吸収を抑える「カルシウム」
骨の材料となり、強くするパワーがある「カルシウム」ですが
実は「脂肪を蓄積するホルモンの分泌を抑える働き」もあるんです。
カルシウムを摂取する事で、脂肪の蓄積を抑え、ダイエット効果も期待できます
貧血予防・代謝アップ効果「鉄分」
貧血の予防効果でよく知られる「鉄分」
実は鉄分には、ダイエット効果もあるんです。
鉄分不足は、血液中の酸素が欠乏し「血液の流れ」が悪くなります。
つまり「体の代謝が落ちる・太りやすい体」を作る原因になっているんです。
鉄分を補給することで「血液中の酸素が増える・代謝アップ」効果があり
痩せやすいカラダへと変わることもできます。
豆腐にはさらにダイエット効果がある!
サポニン
ポリフェノールの一種で脂質代謝をアップ・活性酸素の除去をサポートする働きがあります
さらに、抗酸化作用が期待できるのでアンチエイジング効果も期待出来ます
レシチン
脂肪の代謝がスムーズにして、脂肪の蓄積を防ぐ働きがあり
肥満予防効果もあります。
さらに、脳を活性化する働きもあるので
成長期のお子さんや仕事のパフォーマンスを上げるのに効果的とも言われています。
大豆イソフラボン
美肌や骨の補強をサポートしてくれる栄養素
女性ホルモンを整えて、バランスを調節する働きがあり
生理不順・更年期の症状を緩和するだけでなく
ストレス緩和などの効果も期待出来ます。
オリゴ糖&マグネシウム
・オリゴ糖には、善玉菌を増やす働き
・マグネシウムは、腸の働きを活性化させ便秘改善効果
この2つの栄養効果が組み合わさる事で
腸内環境を整える事ができます。
POINT
野菜と一緒に豆腐を食べることで
野菜の酵素のパワーを引き出すことができおすすめ
豆腐を食べすぎはNG!その理由とは?
豆腐は実は脂質が多い食材
食べすぎるとリノール酸(オメガ6)を摂りすぎてしまう可能性が
オメガ6はオメガ3と真逆の性質をもち、あまりよくない油でもあるんです。
1日に食べる目安は、1丁だと多すぎるので半丁(200g程度)がおすすめ
ヘルシーと毎食豆腐を取り入れるのも食べすぎなので注意してください。
おすすめ摂取量
週3~4日 1日200g
そしてもう1点注意したいのが塩分
豆腐そのものが淡白な味なので「醤油・めんつゆ・ポン酢」をかけすぎてしまうと
「塩分・糖分」の摂り過ぎになってしまいます
POINT
薬味をのせたり、お酢を使ったりすることで
塩分を控えるのがベスト。
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