カテキンとは??
カテキン=お茶に含まれる成分
カテキンは、ポリフェノールの一種に分類される「フィトケミカル」
ポリフェノールは、淡い黄色や単色の色素であるフラボノイド系とノンフラボノイド系に分けられ
カテキンはノンフラボノイド系に分類されています。
フィトケミカルとは??
フィトケミカル
植物が、紫外線などの有害物質から身を守るために作り出された成分
人は、体内に取り込むことで栄養成分のパワーを発揮する事ができるんです。
フィトケミカルの3つの働き
・体を維持するためのエネルギーやビタミン・ミネラル源
・口や鼻などの感覚器に信号を出す「味・香り」を感じさせる
・ウイルスなどから守り、強くなる体作りをサポートする
フィトケミカルは5つに別けられる!
ポリフェノール類:赤ワイン・ココアの原料となる植物の「色素・アク」などの成分
β‐グルカン:多くのきのこに含まれる多糖類で食物繊維の一種
テンペル類:柑橘類などに含まれる香りや苦み成分
カロテン類:「かぼちゃ・にんじん」などの緑黄色野菜の色素成分
イオウ化合物:「にんにく・ねぎ」などの刺激のある香り成分
カテキンの主な栄養効果とは?
抗酸化作用
抗ウイルス作用
抗ガン作用
コレステロールを下げる
血糖の上昇を抑える
殺菌作用・抗菌作用
虫歯・口臭予防
肥満予坊
カテキンには食後、腸からの糖の吸収を抑える働きがあります。
「ご飯・パン・麺類・菓子類・果物」など糖質を多く含む食材が
最も血糖値を上がるスピードが速い栄養素といわれています。
そのため、食前に取り入れることで、腸からの糖の吸収が緩やかになり
体内での脂肪の蓄積を防ぐことができます。
「コレステロール値を下げて、中性脂肪を減らす」など
「メタボリックシンドローム・生活習慣病」の予防効果も期待出来ます。
さらに、カテキンには体内の「酸化」と呼ばれる減少を抑えて
老化するのを防ぎ、免疫力を保つ働きがあります。
インフルエンザなどのウイルスは体内に入ると、決められた細胞につく働きがありますが
カテキンを取り入れるとウイルスが細胞につきにくい状態になり
ウイルスに負けないカラダつくりをする事ができます。
カテキンが含まれるのは茶葉だけ??
カテキンは主に4つの種類にわかれています。
苦味成分「エピカテキン(EC)遊離型・エピガロカテキン(EGC)エステル型」
苦渋味成分「エピカテキンガレート(ECG)遊離型・エピガロカテキンガレート(EGCG)エステル型」
種類の違いは、ポリフェノールの「分子内に複数のフェノール性水素基(-OH)」
という特徴である化学構造の違いによるもの。
4つのうち茶葉には「エピガロカテキンガレート(EGCG)」が一番多く含まれて
その含有量は緑茶に含まれる全カテキンの50%
4つのうち「エピカテキン(EC)」は他の食品にも含まれるカテキンですが
他の3つは茶葉特有のカテキンになります。
茶葉中の含有量の多さ EGCG > EGC > ECG > EC
カテキンを含む食品
・緑茶
・紅茶
・ココア
・小豆
・りんご
「フルーツ」にもカテキンが含まれている??
カテキン類は多くのフルーツに含まれており
殺菌作用による「口臭の予防・血圧を下げる・動脈硬化予防・がん予防」などの効果があります。
その中でも豊富に含まれるのは「りんごに果実」になります。
免疫力を高める「緑茶」の飲み方とは?
お茶を水出しで飲む
緑茶特有の成分「エピガロカテキンEGC」
EGCは、免疫細胞のマクロファージの働きを活性化する働きがあり
侵入してきた異物を食べて除去するだけでなく
食べた異物の情報収集をおこない、同じ異物が侵入し時に迅速に反応することができます。
つまりEGCは、免疫の働きを良くする効果があるんです。
水温が低いほどEGCGは浸出されにくくなり、
水温が低いほどEGCは時間をかければ多く浸出します。
EGCを多く抽出したい場合は、お茶を水出しで淹れる事が重要となります。
1日どれくらい摂取すると効果がある?
茶カテキンの有効濃度は1日540mg以上
毎日摂り続けると脂肪燃焼に役立つといわれています。
カテキン540mgは緑茶で湯呑10杯程度に相当
緑茶だけでなく、様々な食材から摂り入れることをおすすめします。
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