最近では「焼き芋」がスイーツとして注目が高まり、様々な品種を見かけるようになりました。
焼き芋は品種によって、見た目・味・食感が異なり、それと同時にカロリーや糖質も違ってきます。
今回は、焼き芋(100g・1本)のカロリー・糖質量を〈紅はるか・シルクスイート〉など品種別にと比較しながら紹介します。
さらに、焼き芋がダイエットに効果的の理由と、最大限効果を高める食べ方について紹介したいと思います。
焼き芋の品種別カロリーや糖質はどれくらい??
品種 kcal 糖質 糖度(生) 糖度(加熱後)
シルクスイート 163kcal 40.2g 8.9℃ 40~60℃
紅はるか 179kcal 40.2g 40℃ 50~60℃
紅あずま 132kcal 40.2g 14℃ 32℃
安納芋 140kcal 30.2g 16℃ 40℃
鳴門金時 132kcal 29.2g 13℃ 40℃
品種が記載されていないサツマイモのカロリーや糖質はどれくらい??
サツマイモ(100g)
kcal 165kcal
糖質 36g
タンパク質 1,4g
脂質 0,2g
炭水化物 39g
焼き芋(サイズ別)カロリーと糖質
小(150g) 245kcal 53,3g
中(220g) 326kcal 71g
大(400g) 645kcal 401g
「焼き芋」はダイエットに向いているのはどうして??
ダイエット中の食事で最も気になるのが「炭水化物(糖質)」
近年では糖質制限ダイエットなど、糖質を摂らない事で効果的に痩せる事ができると多くの人が
試した事があるダイエット法の一つだと思います。
しかし、最近では全く糖質を摂らない事は「太りやすくリバウンドしてしまう」と言う説もあり
「糖質は適度に摂る事が大切」と言われています
炭水化物(糖質)でも様々な種類があり、「栄養素・カロリー・糖質・GI値」いくつかのポイントを抑える事が大切になります。
そこでおすすめなのが「焼き芋(サツマイモ)」なんです。
焼き芋に豊富に含まれる「痩せる栄養素」とは?
「水溶性・不溶性」二種類の食物繊維が豊富に含まれている
肥満の人や太りやすい体質の人には慢性的な便秘に悩む人が多く、それがまた太る原因
焼き芋に豊富に含まれる食物繊維は「便秘改善・脂肪の蓄積を抑える」などダイエットをサポートしてくれます。
この食物繊維には「水溶性と不溶性」の2種類があり
水溶性食物繊維は小腸で糖質やコレステロールの吸収を抑え、血糖値の急激な上昇を防ぎます。
大腸では便を適度な軟らかさにし、善玉菌のエサとなり腸内環境を改善してくれます。
一方の不溶性食物繊維は、腸を刺激して排便を促進させるなど、様々な嬉しい効果が期待出来ます。
「冷し焼き芋」で効果はさらに上がる!その理由と方法とは?
POINTO
「冷し焼き芋」を皮ごと食べる
「冷やし焼き芋」とは、サツマイモを一度過熱し、冷蔵庫で冷やす事で効果をさらに高める事ができるんです。
サツマイモイモには、食物繊維だけでなく、ヤラピンという成分にも「腸を刺激し、働きを活発にする作用」があります。
ヤラピンは、サツマイモを切ったときに皮の近くからにじみ出てくる白いネバネバした液で
サツマイモを皮ごと食べることで摂取できます。
この効果を高めるには「4℃以下冷やすこと」で、サツマイモのでんぷんが「レジスタントスターチ」という物質に変わります。
レジスタントスターチは、腸で食物繊維と同じ働きをして、血糖値やコレステロール値の上昇を防いだり
排便を促したりしてくれます。
サツマイモは、食物繊維が豊富に含まれているだけでなく、レジスタントスターチにも変わりやすいため
食物繊維の効果が非常に得られやすい食材なので、ダイエット中にはおすすめの優秀食材なんです。
サツマイモは「太りにくい糖質」と言われるのはなぜ??
サツマイモは品種によってカロリーや糖質は異なりますが、ビタミンミネラルなどバランスの摂れた栄養素
とGI値の低さが重要になります。
GI値が高い食品は血糖値が急激に上がりやすく、低い食品は緩やかに上昇していきます。
血液中に含まれる糖が短時間に上昇すると、体はインスリンというホルモンを分泌して血糖値を下げようとします。
しかしこのインスリンは新しい脂肪の生成を促進したり体内の脂肪分解を抑制する働きも持っています。
つまり、高GI食品は肥満体質に繋がりやすいという事なんです。
GI値(100g)
白米84 サツマイモ54 焼き芋80
「焼き芋」注意点とは??
白米とサツマイモはカロリーはほとんど変わりませんが、GI値の数値の差が大きく
これがダイエット中に気をつけたいポイントの一つになります。
ここで覚えておきたいのが調理法によって、サツマイモは糖度が高まりGI値も高くなります。
サツマイモ調理別GI値
干す55
蒸す45~50
焼く80~85
茹でる40~45
焼き芋は長時間かけて加熱されているので、でんぷんの多くが麦芽糖に変化して吸収されやすいだけでななく
クロロゲン酸という血糖値の上昇を抑える働きのあるポリフェノールは熱に弱く
長時間の加熱で分解されてしまっているのも要因の一つなので
栄養豊富といって「焼き芋」ばかり食べるのは、逆効果になってしまう場合もあるので注意しましょう
こちらの記事もおすすめ
干し芋のカロリーのはどれくらい?糖質は高くても「太りにくい」そのダイエット効果とは?
さつまいものカロリーと糖質は高い?太りにくい糖質?さつまいもの栄養効果を上げる「食べ方」とは??
コメントを残す