太ると思われていたオイル(脂質)
「ブレットプルーフコーヒー(完全無欠コーヒー)」をきっかけに、注目された「MCTオイル」
その中でもMCT(中鎖脂肪酸)を豊富に含むココナッツオイルの人気が高まり以前より身近に感じるようになったオイルの1つですが
実際にダイエットに向いている?一体どんな効果があるのでしょうか?
その一方でココナッツオイルは有害だという声も・・・
MCTオイルを飲むことで起こりうる副作用とは?
今日は使用する前に知っておきたい 「ココナッツオイル・MCTオイル」の効果と摂り過ぎると起こる体への影響について紹介したいと思います。
ココナッツオイルってどんなオイル??
ココナッツオイルに含まれる飽和脂肪酸は、熱に強く酸化されにくい特性があり未開封ならば常温で2年、開封後ならば常温で1年保存できます。
ココナッツオイルは25℃を目安に、それ以上になると固体から液体に、それ以下になると液体から固体に変化します。
ただし、品質には影響はありません。
また、ココナッツオイルには様々なタイプがあり、普通のココナッツオイルには、問題になっているトランス脂肪酸が含まれていることがあるので
添加物のない低温圧搾法のエキストラバージンココナッツオイルを選ぶ必要があります。
ココナッツイルがおすすめの理由とは?
コナッツオイルの実は脂肪酸でできており、そのほとんどを飽和脂肪酸
このココナッツオイルがおすすめの最大の理由は、飽和脂肪酸の中に多く含まれる中鎖脂肪酸
この中鎖脂肪酸は、エネルギーとして消費されやすく脂肪になりにくいだけでなく
ケトン体を作り出す特徴があり、代謝アップ・脂肪燃焼効果などダイエット効果が高いと言われている脂肪酸なんです。
飽和脂肪酸とは??
炭素が水素で飽和された脂肪酸(炭素どうしの結合に多重結合が存在しない脂肪酸)
<主な食材>牛乳・バター・酢・肉
不飽和脂肪酸とは??
炭素が水素で飽和されない脂肪酸(炭素どうしの結合に多重結合が存在する脂肪酸)
<主な食材>オリーブ油・サラダ油・えごま油・あまに油
中鎖脂肪酸の働きが凄い!
中鎖脂肪酸の特長
1 中鎖脂肪酸は腸での吸収時間・エネルギーの代謝スピードも速く、脂肪になりにくくダイエットには有効な脂肪酸
2 中鎖脂肪酸の一種であるラウリン酸は抗菌作用が強く、腸内環境を整える
3 中鎖脂肪酸は肝臓で分解されるとケトン体へと変わります。
このケトン体が脳の神経細胞のエネルギー源になり、アルツハイマー病などの認知症の予防
4 ケトン体には活性酸素を無毒化する力があり老化防止
5 ケトン体はインスリンの作用を補う力があるので、血糖値の上昇を抑える
6 中鎖脂肪酸は中性脂肪やコレステロールになりにくく、動脈硬化の予防
代謝アップ効果
ココナッツオイルに多く含まれる中鎖脂肪酸(MCT)は、キャノーラ油やアボカドオイルに含まれる長鎖脂肪酸(LCT)とは消化&吸収の経路が異なり
グルコース(ブドウ糖)に代わるエネルギー源、ケトン体を作り出すという特徴があり
代謝を高めることができ、溜まった脂肪(特に内臓脂肪)が減る効果が期待出来ます。
脂肪燃焼効果
ココナッツオイルには、脂肪の中でも内臓脂肪を燃焼させる効果があるが研究で報告されています。
毎日摂取することで、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が増加し、満腹感が高く食べすぎ防止にもなります。
しかし、40gのココナッツオイルには約35gの飽和脂肪酸(AHAが推奨する摂取量の2倍以上)が含まれているので摂り過ぎにはご注意
ココナッツオイルの注意点とは??
ダイエット効果があると言われるココナッツオイルにも注意したい点もあるんです。
それはココナッツオイルの90%以上が血中コレステロールを増やし、心臓病のリスクを高めるという飽和脂肪酸でできているということ
アメリカ心臓協会(American Heart Association=AHA)」は2017年、「LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値を
危険なレベルにまで引き上げてしまうという理由から、ココナッツオイルの摂取を控えるよう呼びかけてもいるのも事実なんです。
さらに、男性ホルモンの大部分がテストテロンというホルモンですが、このテストテロンはさらに
ジヒドロテストテロンというホルモンを分泌させて、性欲、活力、筋肉増加などの作用を助長させます。
このホルモンは、男性ホルモンは若さを保つ作用をするので、女性にも必要となるものです。
しかし、ココナッツオイルに含まれるラウリン酸などが、テストテロンからジヒドロテストテロンを分泌させる作用を抑制してしまい
正常な性ホルモンの働きを阻害してしまう恐れがあるとも言われています。
ココナッツオイルはOK?NG?1日の摂取量はどれくらい?
ココナッツオイルにはメリットとデメリットがあり摂っていいのか悩んでしまいますよね。
どんなに良質で栄養価も高く良いと言われる食材も摂り過ぎてはカラダに悪影響が出る場合があります。
効果を最大限高めるには「バランスよい食事にココナッツオイル1日大さじ1杯をプラスする」
ココナッツオイルには、体脂肪燃焼などダイエット効果が高いオイルですが
人によっては摂ると「お腹が張る・腹痛・便が緩くなる」などの副作用が出る場合があります。
まずは1日少量を普段の料理の使用してみて、自分の体質に合うか試してみる事をおすすめします。
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